No.1683 2007.2.13.
発行 泉北教職員組合

いじめ・学力解決に逆行
教育再生会議第一時報告案

 教育再生会議の第一次報告最終案は、前々回の泉北教育にも載せましたが、今回は、いじめ対策、ゆとり教育の見直しについて詳しくふれたいと思います。

体罰は教育と相いれない

 教育再生会議が『いじめ対策』として、「体罰禁止規定の見直し」をもりこんだことは、いじめの温床として指摘される教員による体罰を大々的に広げかねない深刻な問題です。
 体罰は教育と相いれないものであり、学校教育法一一条で禁止されています。一九四八年の法務庁長官通達で、 (1)罰として廊下に立たせる(2)遅刻したら教室に入れない(3)用便に行かせない―も体罰として禁じました。報告案は「問題児童・生徒」を教室から排除できるように、この通達について〇六年度中に見直すことを「四つの緊急対応」の一つとしています。
 いじめる側に懲罰で対応することは、いじめをますます教師から見えにくくさせ、陰湿化させる危険も強くあります。

教職員はくたくた

 「ゆとり教育」を見直すとして、公立学校の授業時間の一割増加を求めていることも、学力向上につながるどころか、子どものストレスを助長するものです。
 すでに「授業時数確保」の名目で、授業が延長され、「金曜日はくたくたで授業にならない」「始業式から授業がある」など限界となっているのが実情です。その上さらに授業時数の増を求めるのはまったく実情に合いません。「教職員を増やさないで、授業時数だけをこれ以上増やせば、現場の教職員は疲れ果ててつぶれてしまう。」というのが、現場の率直な声ではないでしょうか。

教育改革の前に、学校・教師を信じてみよう

 一月二十五日付け、朝日新聞夕刊の日本大学教授、広田照幸氏の文章の一部を紹介します。
 『ここ数年は、学校や教師への不信感をベースにしたシステムが全面化されようとしている。学校選択制度、学校の外部評価、教員免許の更新制、バウチャー制である。…中略…まじめで熱心な教師ほど、限界まで追いつめられる。近年の教員の精神疾患の増加は、おそらくその現れである。このままの方向では、さらに大量の教師がバーンアウト(燃え尽き)してしまいかねない。
 金をかけずに非難や恫喝で人を動かすシステムは、一時的に高い成果を挙げたとしても、長続きはしない。「学校や教師を信用してみる」方向での改革が必要なのではないか。まずはたっぷりお金を出してほしい。ひも付きでない形で予算と人員を充実させ、教師に十分な時間的余裕を与えてみる。…中略…日本の教師の力量をもっと信用して、時間的な余裕を与える条件整備が進められねばならない。』
 この方向こそ、今日の困難な教育課題をのりこえる大道ではないでしょうか。
 再生会議の具体化で、子どもと教師のストレスを助長するのではなく、予算や人員を増やして、教職員の創意工夫と、子どもとじっくり向き合う時間を保障することこそ、今の学校現場に求められていることだと考えます。

泉北教組臨時大会

2月22日(木)
5:00〜6:30

和泉市人権文化センター

いっぱい集まればいっぱい笑顔
一緒に参加しよう! 第18回『青年フェスタ』

 二月二四日(土)・二五日(日)は大教組青年部が最も力を入れて取り組んでいる『青年フェスタ』が開かれます。青年フェスタ実行委員会が結成され、これまで何度も会議を重ね、準備を進めてきました。もうお手元に届いているビラでご存知の方も多いかと思いますが、とても魅力のある企画満載です。

全体会記念講演

 第一日目二四日(土)の全体会では、「私が出会った子どもたち」〜日本国憲法のある国に生まれて思うこと〜をテーマにジャーナリスト郡山総一郎さんの記念講演が開かれます。郡山さんは、〇一年「イスラエルの現実」と題した写真で、よみうり写真大賞奨励賞を受賞しました。〇四年四月にはイラク取材中に拘束され、九日後に解放されました。みんなで平和について思いを深めましょう。

分科会教育講座

 全体会の後の分科会では、様々な教育講座が予定されています。青年のみんながレポートします。泉北教組の青年からもレポートがあります。きみの悩みはみんなの悩み、仲間ががんばっている姿に勇気づけらることでしょう。また、同じような年代の仲間とのディスカッションもすごく楽しくて、励まされることまちがいなし。

夕食交流会

 二四日(土)の夜は、夕食交流会、いろんな人と仲良くなれる企画いっぱいです。おいしい食事に楽しいゲーム、運がよければうれしいプレゼントもあります。元気になれるおしゃべり、絶対損はさせません。次の日予定のある人もない人もぜひ参加してください。まだまだ物足りないという人のために、交流会二次会も予定されています。 ゆったり温泉につかるのもいいですね〜。

実技講座

 第二日目二五日(日)の実技講座は、授業や実践で明日からすぐに使えるものや、自分に役立つものばかり。一部と二部で二講座受講できるのですが、どれを受けようか迷ってしまいそうです。すぐに役立つ実技講座で学びの引き出しを増やしましょう。

バスで行こう!

 箕面まではちょっと遠くて…と思っている人はご心配なく。泉北教組は今年も送迎バスを出すことになりました。もちろん無料です。乗る場所はJR和泉府中駅前と南海泉大津駅前です。行きのみや帰りのみの利用もOK!です。子どもさんと一緒の参加も大歓迎です。保育もありますので、安心してゆっくりと学ぶことができます。

参加費補助します

 参加費は、青年(三五歳以下)と泉北教組組合員は全額補助します。今年度新採用の方は年齢に関係なく全額補助します。また、泉北教組組合員には青年フェスタで使える二千円の図書購入補助券をプレゼントします。

今すぐ申し込みを

 「学びたい」「仲良くなりたい」「交流したい」という青年の願いをかなえられる場が『青年フェスタ』です。ぜひ一緒に参加しましょう。申し込みは、参加申込用紙をご記入の上、事前に泉北教組までFAXなどで申し込んでください。


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